ゴー宣DOJO

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トッキー
2011.12.6 03:10震災・原発問題

りんごのひとりごと

福島の門弟・Sさんから、
旬のりんご「ふじ」が届きました♪


以前にもりんご「シナノスイート」や
梨、ラ・フランスなどを送っていただき、
よしりん企画一同、
例年になく豊かな秋を堪能しました。

今回も、前から旬のりんごの「本命」を
送りたいとおっしゃっていたのですが、
ちょうどそんな時、
福島県産米に暫定基準超えの放射性物質が
検出され、流通停止という問題が起きてしまいました。

いただいたメールにも、
お送りするのは迷いましたが、
りんごについては検出状況は
変わっていないことから、
ここで送るのをやめることは
かえって失礼になるかと考えましたので、
予定通り送らせていただきました」

とあります。

「福島市産りんごのこれまでの
放射性物質抽出検査果では、
最大で56ベクレル/kgの値」

ということです。

何一つ福島の人の責任ではないのに、
こんなに気を使わせている一方、
東電は呆れたことに
「ばらまかれた放射性物質は
東電の所有物ではない」
と主張する始末です。

憤りを抑えられません。

今年のりんごは
近年になく出来がいいそうです。

これだけ丹精込めて、立派なものを作って、
検査で安全でも、敬遠されているとしたら
あまりにもやりきれません。

なぜか古い童謡の
『りんごのひとりごと』
頭に浮かんで、
ちょっとホロッときちゃいました。


  わたしはまっかな リンゴです
  お国は寒い 北の国
  リンゴ畑の 晴れた日に
  箱につめられ 汽車ポッポ
  町の市場へ つきました
  リンゴ リンゴ リンゴ
  リンゴかわいい ひとりごと

  果物店(みせ)の おじさんに
  お顔をきれいに みがかれて
  みんな並んだ お店さき
  青いお空を 見るたびに
  リンゴ畑を 思いだす
  リンゴ リンゴ リンゴ
  リンゴかわいい ひとりごと

  今頃どうして いるかしら
  リンゴ畑の おじいさん
  箱にリンゴを つめながら
  歌を歌って いるかしら
  たばこふかして いるかしら
  リンゴ リンゴ リンゴ
  リンゴかわいい ひとりごと

この童謡が発表されたのは
支那事変の最中、
大東亜戦争開戦の前年です。

あの戦争の時代よりも、
我々はずっと荒廃した時代を
生きているのではないでしょうか。

Sさん、りんご、有難くいただきます。

トッキー

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テーマ: ゴー宣DOJO in広島「原爆の悲惨さはなぜ伝わらないのか?」

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